湿疹の仲間
かぶれは、原因である接触物から隔離すると皮膚の炎症は急速に治るのに、湿疹はたとえ外因から遠ざかってもなかなか治らないし、ときには数年以上もだらだらと持続する、そして慢性湿疹という病気にかわっていく性質があります。
このために、湿疹はそれができやすい体質があって、あるいは皮膚準備ができていて、そこに刺激が加わると湿疹が発病する、いちど湿疹が生ずると、最初の刺激(原因)が消えても、あとは自動的に炎症(湿疹)が継続されていくのだという考えが古くからあります。
湿疹体質とか、湿疹準備性とかいわれるものです。
この体質は、先天性にもあらわれて、ときには遺伝することもあります(アトピー湿疹)。
呼吸器のアレルギー(鼻アレルギー、ぜんそく)や、他の皮膚アレルギー(がんこなじんましん)を伴った湿疹体質は家系的にみられるのが特色です。
また後天的にそういう準備性が急に完成されることもあります。
とくに初月経、妊娠、更年期といった時期になると、婦人の皮膚がすべての刺激に過敏になり、以前なら、なんら炎症のあらわれなかった軽い刺激によって、湿疹がくり返し発病するようになるのがこの例です。