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2011年02月 アーカイブ

湿疹の仲間

かぶれは、原因である接触物から隔離すると皮膚の炎症は急速に治るのに、湿疹はたとえ外因から遠ざかってもなかなか治らないし、ときには数年以上もだらだらと持続する、そして慢性湿疹という病気にかわっていく性質があります。


このために、湿疹はそれができやすい体質があって、あるいは皮膚準備ができていて、そこに刺激が加わると湿疹が発病する、いちど湿疹が生ずると、最初の刺激(原因)が消えても、あとは自動的に炎症(湿疹)が継続されていくのだという考えが古くからあります。


湿疹体質とか、湿疹準備性とかいわれるものです。


この体質は、先天性にもあらわれて、ときには遺伝することもあります(アトピー湿疹)。


呼吸器のアレルギー(鼻アレルギー、ぜんそく)や、他の皮膚アレルギー(がんこなじんましん)を伴った湿疹体質は家系的にみられるのが特色です。


また後天的にそういう準備性が急に完成されることもあります。


とくに初月経、妊娠、更年期といった時期になると、婦人の皮膚がすべての刺激に過敏になり、以前なら、なんら炎症のあらわれなかった軽い刺激によって、湿疹がくり返し発病するようになるのがこの例です。

湿疹の仲間 2

肝臓の疾患や糖尿病にかかると、湿疹にかかりやすくなることも知られています。


もちろん、乳幼児、とくに生後まもない赤ちゃんの皮膚は、成人のように厚さ、強さ、すべての点で完成されていません。


また、汗が充分に生産、排泄されないので、アルカリを汗の酸で中和することも不充分であり、皮膚の表面に住みついている細菌やかびの繁殖を、同じくその酸でおさえることも不充分です。


このように赤ちゃんの皮膚はきわめて抵抗力が小さく、ちょっとした刺激によって湿疹(かぶれも同様)が生じやすいのです。


同様に、老人の皮膚もしだいに薄く弾力性が減り、汗も少なくなり、そのために湿疹が生じやすくなります。


湿疹の症状湿疹体質、または湿疹準備性のある人に湿疹を生ずるような刺激が加わると、まず皮慮の毛細血管が拡がり、赤くなります。


これを発赤といいます。


粟粒ほどに小さく、うすい紅色です。


やがて、粟粒から米粒の半分ほどのぶつぶつした隆起になります。


これが丘疹で、ときにその頂上が水をもって透明にみえます。


さらに米粒ほどの、全部が透明の水庖に変わります。


これらが点々とあらわれて、つぎからつぎと消えては新生します。

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